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“こんなに連携のとれている地域は初めて” 52間の縁側の舞台,米本地域の福祉団体といしいさん・宮本さん座談会

ironnaメディアをご覧いただき、ありがとうございます!

『みんなの居場所』として千葉市、習志野市の2箇所に宅老所「いしいさん家」を運営している石井さん。3箇所目として八千代市米本に建設中の「52間の縁側」プロジェクトでは、『地域全体で作るみんなの居場所』という新しい取り組みを開始することになりました。

今回は米本地区について、福祉関係団体の方との座談会の様子をお送りします。

「52間の縁側」プロジェクトについてはこちらでご紹介しています。

※説明書きの特にないものはイメージ写真です。

メンバー

石井さん・宮本さん : “第3のいしいさん家” 52間の縁側プロジェクト発起人。

鈴木亜矢子(すずき・あやこ)写真下
八千代市社会福祉協議会 地域振興課 地域づくり係 http://yachiyosyakyo.jp/

野添江利子(のぞえ・えりこ)写真上
八千代市阿蘇・睦地域包括支援センター センター長 地域包括支援センター(八千代市公式ページ)

拝詞 妙子(はいし・たえこ)写真右
八千代市社会福祉協議会 米本支会 団地班 支会長/ゆいのわ八千代 米本支部長

はじめに:いしいさん家ってこんなところ

いしいさん家は、民家にて運営している宅老所・デイサービス。お年寄り、子ども、障がい者と全ての人が一緒に利用できる場所です。

「いろんな人がいていい。どんな方々も利用していただきたい」というのが石井さんのモットー。現在はコロナ禍で「みんな一緒に」というのが難しいようですが、この現状の中でも支援を求める人たちのために、「今できること」を提供している場所です。

「家にいるような感覚で過ごして欲しい=みんなの家、普通の家」という願いを込めて、「いしいさん家」と名付けたそう。「でも、名前なんてどうでもいいんですよ。要は中身。みんなが笑顔で過ごせる場所を提供していくことが大事ですから」と石井さんは話します。

いしいさん家についてはこちらで詳しくご紹介しています。


“社協”は市町村ごとにある、民間の福祉団体


-まずは、米本地区の福祉支援について伺っていきたいと思います。
社会福祉協議会(以下社協)というのはどんなところでしょうか?


鈴木「”地域福祉”(福祉でまちづくりをすること)を推進する民間の団体です。市役所の隣に所在するためよく市役所の管轄だと間違えられることも多いのですが、公の行政を取り扱う場所ではないんです。

住民の方々と共に住みよい街づくりを目指し、高齢者サポート、医療、教育、ボランティアなど日常生活に関わるもの全てに対し、地域包括センターや各支会と連携を取りながら日々活動をしています。

(注)社協は民間ではありますが法律(社会福祉法)に定められ、民間と公的組織の両面のメリットを生かした組織。八千代社協ではさらに「支会」という地域単位のグループに分かれ、地域の福祉活動を行う住民組織となっています。

-日常生活に関わる全てのものとは大きなスケールです!
活動の様子はfacebookで紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/yachiyoshakyo/

社会福祉協議会のfacebookページ
社協のfacebookページ。とても熱心に更新されています


“包括支援センター”は介護・福祉の専門員のいる市の機関


次に、包括支援センターはどんなところでしょうか。

野添「包括支援センターは高齢者の介護や生活全般の相談やサポートを行っており、介護・福祉の専門員が所属しています。八千代市では6箇所の管轄に区分けされています。

中でも米本を含む阿蘇・睦地区は最も高齢者の人口が多い地区です。特に男性の一人暮らしは年々増えているため、孤立化を防ぐ地域の居場所作りにも力を入れています。幸い周りの方々も協力的で、郵便局の配達員など「最近顔をみかけないから訪ねてみて!」など声かけしていただけるのですごく助かっています。


健康増進のために行っているイベント「メディカルウォーキング(=医学に基づいた歩行法)」はたくさんの方が参加しています。米本団地内の数カ所にスタンプを設置して、スタンプがたまると道の駅で野菜の詰め合わせが貰えるんです。皆さん張り切って参加していますよ!

-色々な取り組みをされていますね。住みやすいからと、他地域から米本に引っ越してこられる方もいらっしゃるそうです。

楽しく孤食問題に挑む「朝カフェ」


-さらに同包括センターの新しい取り組みとして、「朝カフェ」が始まりました。社協の米本支会も協力し、米本団地内コミュニティーセンター「ほっこり」にて提供されています。(現在コロナ禍で休止中)高齢者の孤食問題は、どの地域でも重要課題の一つなのです。


「朝カフェ」では食パン・ゆで卵・サラダなどの日替わりメニュー、そしてドリップコーヒーとまるで珈琲店のモーニングサービスのようなメニューが提供され、利用料は100円。多い時で1回に70食ほど提供しているそうですが、毎朝10名のボランティアの方々と楽しく朝食作りを続けているそうです。

中心となって活動を行なっているのは、米本支会の拝詞さん。

包括センターの野添さんが孤食の話を持ちかけたところ、『この場所でご飯を提供したらいいんじゃない?』と即答されたそうです。地域のモデルケースと称されることに納得の素早さです。

“52間の縁側”への、それぞれの思い

-米本地区に「いしいさん家」ができるわけですが、皆さんどんな思いをお持ちですか。


「この米本に宅老所ができることはすごく嬉しいです。地域のサポートも整っていますし、いつでもウエルカム。お互い協力しながら良い町づくりができることを楽しみにしています


宮本「いしいさん家が来ることで、より強い街づくりができそうです。また米本地区をはじめ、地域で活動している方々についても多くの人たちに知っていただきたいですね。」

石井ここまで地域の方々の連携が取れたサポート体制は初めて見ました。強力な協力者がいてくださって、本当に楽しみです。『いしいさん家』…名称変えても良さそうだね(笑)」


お話を伺って、それぞれが思いを持って支援に取り組んでこられた様子が伺えました。新しい取り組みに対しても前向きで、終始和やかな雰囲気で開催された会合。今後の展開が楽しみです。

52間の縁側についての記事はこちらから順にご覧になれます。


編集後期

コロナ禍で引きこもりの生活を続けていたワタクシ…。でもできることから活動している人達も身近にいる、そう気づくことができた今回の取材でした。

地域で活動している人たちはたくさんいます。日々の暮らしの中で、”不満・不安・不便”はたくさんあります。でもなかなか自分から動くことって難しいですよね。私もそうです。未知の世界だから。
もっと「地域の活動を知る」…今後わかりやすく地域の活動について掲載していけたらと思っています。

取材・編集/たいりょうママ
趣味は酒と旅…20代の頃は、一人旅に明け暮れました。今はアウトドアに目覚め、家族キャンプ、夫婦サイクリングが生きがいになりつつあります。これまで旅、結婚・出産・育児を経て、一人では生きていけないことに気づきました。取材とともに身近な事を学んでいこうと思っています!