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初心者が萎縮せず、誰でもオープンに写真を楽しめるように。フォトグラファー/Youtuber わたなべりょうさん

地域のいろんな人を紹介するメディア”ironna”
今回はフォトグラファーであり、YouTubeチャンネル登録者数1.89万人の人気配信者でもあるわたなべりょうさんにお話を伺います。「子供を撮るとぶれてしまう」「光を読むってどういうこと?」などYouTubeで初心者の質問に的確に答えていくわたなべさんの原動力は、自らの「自信喪失体験」でした。

わたなべ りょう
フォトグラファー・講師。
写真素材サイトPIXTAのトップクリエイターとして写真素材を撮影・提供する傍ら、講師やYouTube配信を行う。https://www.watanabe-ryo.com/
写真とカメラのレッスンチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCzf4eIKEdF2KlAIAlaKZV5A

気持ちとパワーのYoutube

–八千代市にはいつ頃いらっしゃったんですか?

もともと都内に住んでいて、結婚してから八千代市に引っ越しました。夫が千葉県出身なのと、機材を置けたり仕事もできるような広さが欲しかったので。交通の便もありますね!

–そういう方は多いですね!どんなきっかけで発信を始められたんですか?

写真を撮っていて講師業も細く長く続けている中で、次は何をしよう?と思った時に「レッスンの発信はどうかな」と思ったんです。もともとネット上で情報を探すのが好きというか、好奇心のままに掘っていくのが好きで。 YouTubeはノウハウがネット上にあるし、それを元に自分なりに研究してやっていくのが自分に合っていると思います。自分で思いついて、気持ちとパワーさえあれば進めていけるので。

わたなべさんのYouTube。自身でどんどんチャレンジしていくそう

–自分でマネジメントしていく感じですね。ずっとフリーでお仕事されているんですか?

新卒で少し新入社員をやりましたが、「ダメだな」と思いましたね(笑)みんなで協力してやるのは苦手で。返事待ちとかがない方がよくて、常に動いていたい。こういうことがわかった、じゃあ早速やってみたい!とどんどんできるところが今はすごく好きですね。

–発信の反響はどんなものがありますか?

応援のコメントをしてくれる人もいるし、誹謗中傷まではいかなくてもバカにするような意見をする人もいます。最初は落ち込んだりしましたが、私にだけじゃなくて、ある程度見られるようになるとみんな経験することなんですよね。

基本的なレッスンから、旦那さんとの「プロvsアマ対決」などの企画から解説するコンテンツも人気

私は本当にみんなの役に立ててほしい!と思っていることを発信しています。それに関しては自信があるから、どんな意地悪な解釈をされても「それぞれでどうぞ」と思いますね。

駆け出しの頃の原体験


–初心者がひっかかりそうなポイントはどうやって見つけるのでしょうか。

講師業をしていて、同じようなことを聞かれるな、というポイントはありますね。何がわからなくてその人が悩んでいるのか考えるのも好きですし。自分自身もそうでしたが、引っかかるポイントって結構色々あるので。

写真って、今はだいぶそうでもなくなってきているかもしれませんが、「巨匠」みたいな人が「カメラとはこうあるべきだ。F値をこうしてこのレンズを使ってここから撮るのが一番いい」みたいな雰囲気があったりして。


そういう風に一方的に言われると、わからないことがあったときに自信を失ってしまいがちです。「全然わからない。自分なんて全然ダメだ…」って排除されてしまう世界のような印象があって。そういう雰囲気もあって、私自身最初は不安でいっぱいだったんです。

でも経験を積むにつれ、そういう「巨匠」は自分の流儀を語っているんであって、そこに合わせる必要はないのかなと。それだけを「唯一の正解」にするやり方じゃなく、もっとフラットに、どんな立場の人が聞いてもわかるというところを大事にしたいと思うようになりました。自分の経験上、大事にしているところです。

「ボタンってどこですか?」

–経験を積まれる中で、「初心者・駆け出し目線」をずっと保っていられるのはどうしてなんでしょうか。

最初に「オープンでない世界」を経験しているんですよね。「気軽にみんな始めてみよう」ではなくて、「わからない人はダメ、わかっている方がえらい」みたいな空間。
それが好きな人はいいと思うんですが、私はそうじゃない場所があったらいいなと思っていたので。その体験は譲れなくて、コンセプトになっていますね。

オフラインの(教室で行うような)講座では、70代・80代のおじいちゃんおばあちゃんが来てくれたりするんですよ。「ボタン見えないんですけどどこですか?」ってなったりするんですが、何かを学びたいと行動することがすごいし、気持ちに応えたいなと思いますね。

–とても素敵なことです。最後に、市内で好きな撮影場所はありますか。


みんなや誰かが「いい」と思っているような場所に行く必要は全然なくて。自分の心が動く場所が撮影スポットなんですよね。

京成バラ園さんで撮影させてもらった動画も最近公開しましたが、桜とかお花がある場所はカメラを持っている人がたくさんいますね。

被写体としてこれを撮りたくて仕方ない!というものは、実は個人的にはあまりないんです。素材写真のようにニーズを考えたり、「〇〇の撮り方を教えてほしい」みたいなきっかけがあって、その中でどう撮ろうか考えるのが好きですね。

–原動力がニーズとか、誰かの思いなんですね。


「唯一の正解」を追うのではなく、それぞれの立ち位置でオープンに参加できるのを重視されているわたなべさん。動画にもその姿勢がとても表れています。市内の撮影スポットを伺ったときの「自分の心が動く場所が撮影スポットなんですよ、それぞれ違うから…」と、1人1人の感覚を尊重されていたのがとても印象的でした。ありがとうございました。

取材・編集/きょん
八千代市在住5年の地元密着Webデザイナー&ライター。ADHDとうまく付き合いながら働く幼児2人の母です。
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