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52間の縁側

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廃材はきらきらの宝箱!アートを主軸に、街全体で子育てを行う「レミダ」とは? #52間の縁側

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「こんなのでいいの?!」とびっくり


久本さん「何を描いたらいいのかわからない、なにか”形”を描かなければならない、など自由に手が動かない子どももいます。そういう時には抽象的な絵画、例えばポロック(絵の具をたたきつけたような画法の画家)の画集を見せ”こういうのもあるよ”と紹介してみたりします。」

ポロックの画集を眺めるいしいさん。


「学校の授業だと、描くものや順番も決まっていたりして、時間内に終えられることも要求される。楽しめる子は限られています。でもこういう画集を見て、”こんなのでいいの?!”とびっくりして。

だんだん”じゃあ、これはどうかな”と思えるようになったり。作りたいもので頭がいっぱい!という子もいますし、段階を追って考えが自由になっていく子もいます」

52間の縁側で取り組むとしたら?


-レミダ的要素を取り入れるにあたり、アトリエで気を配っていることはありますか?

「大人がまずコンセプトに共鳴していることが大事かもしれません。

アトリエの看板も焼き物で手作り。虫取り網もいい感じです


たとえば大人からしたらボンドは接着剤、ビーズはひもに通す素材、毛糸は編むものですが、子供からしたら”ぐにょぐにょの魅力的な素材” ”ばらまいて使うもの” ”ぐちゃぐちゃにして配置するもの”だったりします。


そこを もったいないよ、そうじゃないよ、危ないよ、と声かけしていたら意味をなしていかない。」(実際、ボンドをピンクの絵の具と混ぜて固め、ゼリースイーツのような作品を作った子もいました)

子供たちにかかれば、ボンドも素材の一部にしてしまう


「”プレイパーク化”をどこまでOKにするかというのもあります。廃材で遊びだしたとき、あくまで”すてきな作品としてよみがえらせる”のが目的ならそれをどう意識してもらうか、なんでもありにするのか。基本的な道具の使い方やルールなども含め、始めのオリエンテーションは必要かもしれません。」


-長い年月をかけて定着し、根底にアートや人に対する哲学的な考え方があるレミダ。大人も子供も学びの深い取り組みであるようです。

画集や図鑑、いろんなアイディアの元が詰まった本棚。クリエイティブな空間づくりに大きな役割を担っている


このあと、#52間の縁側 設計をされた山﨑さんに魅力いっぱいのインタビューを行いました。建築や人に対する思いがいっぱいの記事です。
→“僕は、背骨になるようなものをつくりたい” 建築家 山﨑健太郎さんインタビュー(前編) #52間の縁側



編集後期

Twitterで記事に挿入する写真を募集させていただいたところ、たくさんの写真をお送りいただきありがとうございました!今回はまつぼっくり様の写真を冒頭に使わせていただきました。
フリー写真を使うよりも、ストーリーがあって記事を書くのがとても楽しいです。
お送りいただいたお写真は、ゆっくり掲載していきますね。
いつでも募集しておりますのでぜひお送りくださいね。

取材・編集/きょん
八千代市在住5年の地元密着Webデザイナー&ライター。ADHDとうまく付き合いながら働く幼児2人の母です。
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参考
1)「レッジョ・エミリア・アプローチ」世界で最も革新的な幼児教育③-レッジョ・アプローチを支える地域の施設と仕組みhttps://children.publishers.fm/article/10400/?fbclid=IwAR0GffyjzG6ooIqrCFzQ2mbKuFu23zsngZ7nWFu-4ZkuA00k5dx56oJowBs
2)ひとなる書房 現代と保育69号より 石井希代子 ”レッジョを支えるリサイクルセンター”

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