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いろんな人がいていい、多様性があっていい。「第3のいしいさん家」52間の縁側プロジェクト基本情報

ironnaメディアをご覧いただき、ありがとうございます!
イロンナ人やイロンナものを取材・紹介していくこの場所では、千葉県八千代市に誕生予定の施設 “ごじゅうにけんのえんがわ” ができるまでにも密着していきます。


ここではまず「いしいさん家」とNPO法人「わっか」が協力してスタートしたこのプロジェクトをご紹介します。どんなことが始まっているのかな…?

多様性がテーマの「家」?


いろんな人がいていい、多様性があっていい。”52間の縁側”はそんな考えのもと、「高齢者・障がいを持つ人・こどもも大人もみんなの居場所」として取りこぼしのない支援を目指す施設です。


介護施設:デイサービス、日中一時支援など

ここは宅老所をすでに2軒運営している、「いしいさん家」の得意分野です。宅老所というのは、小規模運営している福祉サービス。大規模なケア施設とは違った、運営者それぞれのカラーで切り盛りされています。

高齢者だけではなく、生きづらさを抱えた人の支援や子供たちの居場所にもなっているいしいさん家については、「いしいさん家とは?」にご紹介しています。

子供たちに読み聞かせをしてくれているおばあちゃん。


子供、ファミリーなどへの支援:遊び場、子供食堂、共助カフェ

こちらは主にNPO法人の「わっか」の得意分野です。自然と触れ合えるスポットのほか、様々なワークショップや仕掛けによる交流。ふらりと立ち寄れるカフェや、みんなで食事を楽しめるキッチンなども予定されています。

52間の縁側プロジェクトの説明図
イメージ図



なぜ「52間の縁側」という名前なの?


「ごじゅうにけんのえんがわ」は設計を行った建築士・山﨑健太郎さんによって命名された、この施設の建物の名前です。

“縁側”というのは昔懐かしい日本家屋によくある、細長いテラスのような場所ですよね。サザエさんの家でよくタマがお昼寝をしているあの場所です。

廊下として”部屋と部屋をつなぐ場所“でもあり、”外と中をつなぐ場所“でもある縁側。それが長く94mも続くように設計されていて、昔の単位の「間(けん)」に換算すると52間になります。

建物の模型。

52間の縁側の設計は、(株)鹿島出版会の実施するコンテスト”SDレビュー”の2016年入選作品になり、六本木・森美術館を初め様々な場所で展示されました。(→SDレビュー2016公式サイト)  



前方に林があり、建屋のすぐ前に子どもたちの遊べる”じゃぶじゃぶ池”という浅い池が作られます。畑や果樹なども作る予定だそう。ぜひ内装を動画でご覧になってみてください。長い長い縁側、どのようにみなさんが過ごすのかとても楽しみになってきます。



当サイトではインタビューの他、土地や建設の様子などもできるだけ掲載していきます。地域の方も、遠方の方も。完成までの物語を、ぜひいろんな皆様と共有していけたら、とても嬉しく思います。

全ての始まり、発起人の「いしいさん家」いしいさん・「わっか」宮本さんの対談はこちらから。



取材・編集/きょん
八千代市在住5年の地元密着Webデザイナー&ライター。ADHDとうまく付き合いながら働く幼児2人の母です。

新川の流れと自然に惹かれて居住地に選んだ八千代市ですが、実は地域のことってあまり知らない。八千代市って、特に何にもない…?と先日まで思っていました。でも、実はいろんな面白い人がいて、いろんな活動をしているみたいなんです。

地域で何が起こっているかわかってきたら、解像度の高く街を見渡せたら、少し気持ちが変わるかも。そんな気持ちで、今日も取材をしてきます。
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“おばあちゃんと麻雀をやって怒られ…”ベテラン介護職の介護感とは?居宅介護支援あしたば 村島さん

地域のいろんな人を紹介するメディア”ironna” 今回は千葉市花見川区の居宅介護支援事業所「あしたば」の村島さん。事業所立ち上げまでのキャリアや、転機となった「入所してる方が亡くなった時、スタッフが大泣きしたことに衝撃を受けた」体験まで掘り下げて伺います。

合同会社AUK  代表 村島 淳さん
居宅介護支援あしたば 主任ケアマネジャー

異業種から介護の道へ

ー「あしたば」はどんな事業をされているんですか?

2020年の6月に立ち上げた居宅介護支援の事業所で、千葉市の花見川区でケアプランの作成などを行っています。介護に関するご相談に応じ、役所や事業所との調整など、介護サービスのトータルサポートをしています。最初は1人で立ち上げて、今は3人で行っています。

ーずっと介護のお仕事をされているのですか。

僕は元々本屋さんでした。ご存知のように、街の本屋さんって厳しいですよね。週刊誌だったらコンビニだし、 ちょっとした本ならAmazonで買う。業態転換で1990年ぐらいから中堅の本屋が特に厳しい時期があって、それに準じて潰れてしまいました。

ー全く違う業種ですね!

はい、介護をやりたいっていう考えはずっとあったので、ちょうどいい機会だから飛び込んでみました。
ただ、介護保険が始まる「介護ブーム」の時で、介護をやろうとしてる人はすごく多かった。男性はいらないよって、全然採用されなかったですね。偶然東京の特養※に拾ってもらったんですが、たまたま事務次長が男性で、要は飲み仲間の枠でした(笑)。

※在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる、公的な介護保険施設の1つ

入ってみると、当時の僕の職場は介護の「いろは」もなかった。出勤して挨拶したら、じゃああとはよろしくって。「その人を起こして」って言われても、起こし方もわからないし、そもそもこの人は誰?って(笑)。
やっていくうちに色々わかってきましたが、 最初は利用者さんからよく怒られました。でも、今でもそこでの体験は自分の1番の基礎を作ってくれたと思っています。

ーどんな基礎ですか?

こうやってはいけないとか、ああいうことはやめようとか、 逆にこういうふうにするとみんな笑顔になるよね、とか。

当時自分たちが今やってる介護はおかしいと気づいたのは、 三好春樹さんの本と講演を聞いてから。感激しました。全然違う世界があるんだと。ただおむつを交換して、食事を食べさせていればいいんじゃないんだと。その人なりの世界、「寄り添って」とよく言われますが、 そういう考え方です。

グループホームでの転機

ー特養を経て、次はグループホーム※に行かれた。

※グループホーム:高齢者、障害者など単独での生活に困っている人が、小人数で支援を受けながら一般住宅と同様のホームで生活する形態

はい、そこでホーム長になりましたが、とにかく少人数でケアができるっていうのがすごく楽しかった。当時の僕が1番衝撃を受けたのは入ってすぐ、入所してる方が亡くなった時にスタッフがものすごく大泣きしたこと。衝撃でした。大規模施設はもうそんな泣いてる場合じゃないですよね。思い出にふける暇もない。すぐに入所準備をしないといけないので。

ー忙しいですよね。

その時のことは今でも忘れない。それだけ関係性が近いわけですよ。こういう人たちと一緒に仕事できるのはなんと幸せなんだと思いました。

利用者さんについての、いろんなことに一喜一憂するんですよね。ものすごく心配するし、普通にそれが会話としてできるというのも、今の人たちからすると当たり前かもしれないけれどカルチャーショックでした。

ー人間関係があって。

家庭的な雰囲気の中で、その人に合わせて生活を作っていくんで、 それはすごく楽しかったですね。ほとんど認知症の方でしたが、落ち着けなかったり、早く帰りたいって言う人は、あの手この手で関係を作るんです。麻雀を4人でやって、スタッフに怒られたり(笑)。その人の生活歴を参考にしてその方が一番楽しいこと、そのホームでの役割を作っていく。それがたまたま雀荘を営んでいた方なのでとりあえず麻雀を一緒にやってみた、というわけです。

でもその人にとっては効果があって、 手のつけられないぐらい暴れたおばあちゃんがそういうことをやって、落ち着いて生活してくれて。いろんな僕らの関わりによって、どんどん変わっていくのを見て体感していくのは本当に楽しかった。

ーそこから居宅介護の支援に移られたんですね。

居宅に移ったのは、そこが1番最初だから。施設での仕事が長かったですが、もっと前の段階に関わりたいとは前から思っていました。自宅でどこまで「その人らしい」生活が送れるのかというのが、居宅の命になってきます。

介護の担い手側のサポートも視野に

ーこれからはどんなことをやっていきたいですか。

流石にベテランになってきたので、いろいろな事例をやってみて、僕自身や事業所の幅を広げたいというのが一番大きな目標かなと思います。もう一つは、対人援助職の心の問題。

ー介護をやるほう、ということですよね。

そう、やる方が疲れちゃう問題です。心理学を勉強して、活かしていきたいなっていうのは、もう1つの自分の今始めている夢です。大きなグループじゃなくて、数人のグループで話し合ったり、シェアしたりする活動を地域でやっていきたいなと。

地域の担い手さんっていうほどではなくても、いろんなところで繋がった人たちといろんなことを話し合って、ちょっとでも解決できたらいいなと思っています。講演のような大きいものではなくて、小さく継続的なものを作っていった方がいいんじゃないかなと思ってます。

ー職業訓練校の講師もされているとのことで、駆け出しの方に伝えたいことがあればお願いします。

介護を楽しむっていうことですかね。僕の世代だとものすごく違和感がある言葉なんですが、楽しい。楽しいです。
例えば「オリンピックを楽しもう」ってアスリートが言う時、真面目にやれとチャチャを入れる人たちがいますが、「楽しもう」っていう言葉が出てくるっていうのはすごいことですよね。

ー気持ちの余裕というか達観というか。

そういう考え方があるんだっていうのは、ものすごい勉強になる。介護を楽しむっていう気持ちをやっぱり忘れないで欲しいな。

「いしいさん家」の石井さんも、おばあちゃんたちとすごく楽しそうに過ごしていますよね。最近は自分より年下の40代・50代の人も脳梗塞などで介護対象になってきていますが、そういう人ともどうやったら楽しく暮らせるかなという風に考えていきたいですね。

ーありがとうございます!

居宅介護支援事業所「あしたば」http://hp.kaipoke.biz/17t/


編集後期

事業所名のあしたば(明日葉)は植物の名前で、今日摘んでも明日になるとすぐに立派な葉が育つのだそうです。花言葉が「明日の希望」。「明日が来ない今日はないわけで、今日がないと明日もない。明日という言葉が大好き」という村島さんは、柔らかい人柄の中に前向きな気持ちを持ち続けていました。お時間いただき、ありがとうございました。

取材・編集/きょん
八千代市在住5年の地元密着Webデザイナー&ライター。ADHDとうまく付き合いながら働く幼児2人の母です。

だれもが生き生きと、自分らしく生きることができる環境づくりを目指して 産業保健師/キャリアコンサルタント 和食幸子さん

地域のいろんな人を紹介するメディア“ironna”
今回ご紹介するのは、産業保健師・キャリアコンサルタントの和食幸子さん。本職を含め、様々な活動に携わる和食さんのそれぞれの活動について、そしてその思い…また全てを通して、伝えたいこととは?パワフルに活動する和食さんにお話しを聞きました。

和食幸子さん(千葉県八千代市在住) 
産業保健師/キャリアコンサルタント/シンガーソングライター/市民団体 とっておきの音楽祭in Narita 代表/NPO法人 マスタリーカウンセリング協会クリオネの家 理事

企業から注目を集める「産業保健師」とは

ー本職である産業保健師という職種からお話をお聞かせください。
「産業保健師」とは、一般企業で働く保健師の事です。企業で働く従業員が心身共に健康で働ける環境づくりを行っています。「健康」とは、WHO(世界保健機構)が定める「身体的、精神的、社会的役割」の3つに加えて、スピリチュアル(=魂)…この4つが満たされて初めて健康だと言えます。私たち産業保健師は、メンタルヘルスを含めて従業員が生き生きと元気に、より働きやすい場になるような役目を担っています。

―企業内にも保健師さんがいらっしゃるのは初めて知りました。現在ではどの企業にもいらっしゃるのでしょうか。
中小企業ではまだ馴染みがないですが、従業員500名以上の大企業では採用しているところも多いですよ。私自身も大企業に所属しています。

―この仕事に就こうと思ったきっかけを教えてください。
私が産業保健師として現在の会社に就職したのは4年前です。以前は行政保健師(=保健所や保健センターの公的機関で働く保健師)として働いており、地域の方々へのヘルスケアを行ってきました。ただ、当時は私自身が子育て期ということもあり仕事との両立が難しく、パートで産業保健師としてスタートしたのがきっかけでした。

―また、産業保健師と合わせてキャリアコンサルトとしても活動されていらっしゃるようですが。
はい。こちらも同じ職場で活動しているのですが、「キャリアコンサルタント」とは、従業員の人材育成、スキルアップなど、キャリアに関する助言や支援を行います。
本来企業の在り方は、営利目的ではなく、社会的責任を果たすためにあるものです。「何のために働くのか」「自分の役割とは」、、、一人一人が企業での役割を果たし、会社全体のキャリアアップになるようにサポートをしています。

学びながら自分自身を磨いていく

―企業外では、NPO法人 マスタリーカウンセリング協会クリオネの家の理事もされていらっしゃるそうですね。

マスタリーカウンセリング」とは、心身ともに健やかに、自分らしく生きることを目指すことに寄り添うカウンセリングです。こちらは講座を学びながら自分力を磨き、より人生を楽しく過ごしてこうというものです。

もともと、より元気により健康に生きることの支援に興味があって、このNPO法人のセミナーを受講したことがきっかけでした。継続して学ぶようになり、活動を続けています。HPにて講座や学習会の案内もしていますので、興味のある方は一度覗いてみてください!

フォークソングを愛するシンガーソングライター

―会社以外にもたくさんの人々の幸せをサポートするなんて、素敵すぎます!さらに、和食さん。シンガーソングライターという一面ももっていらっしゃるとか!?

―ギターを始めたのは中学生の頃でした。当時はフォークソングが流行った時代でして、ギターを片手に弾き語りをしている人は多かったですね。それから細々と活動を続けています。コロナ前はライブレストランで開催されるオープンマイク(=誰でも自由に歌えるイベント)でも演奏していました。そろそろ再開したいですね。

和食さんのステージ。再会をたのしみにしています!

音楽を通して心のバリアフリーを目指す

―音楽がらみでもう一つ。市民団体 とっておきの音楽祭in Naritaの代表もされているようですが。

こちらは、障がいのある人もない人も一緒に音楽を楽しみ「心のバリアフリー」を目指すストリート音楽祭です。元々仙台が発祥であり、これまで全国20カ所で開催されてきた大規模イベントです。「みんなちがってみんないい(金子みすゞ)」、「音楽の力で心のバリアフリーを」というコンセプトに惹かれ、まだ千葉県に開催されてなかった事を機に2年前に立ち上げました。初回はコロナ禍のため、成田山参道にあるジャズバー「Cloud9」にてオンラインライブを配信。

初開催のオンラインイベント

そして2回目となる今年は、5月1日(日)に成田参道沿い広場(旧千葉銀行の跡地)にて、ストリートライブを実施しました。

募集で集まった10組のアーティストの素晴らしい演奏に、メイン会場だけでも約300名が来場しました
たくさんの方々に音楽に触れていただき、本当によかったです。誰もが分け隔てなく音楽を楽しめるこのイベントはこれからも年に一度開催していきますので、多くの人に知っていただきたいですね。

メイン会場の様子
サブ会場でも大盛り上がり!

―それぞれの活動が全く違うものかと思っていたのですが、全て「人々の心を豊かにしていく」ことに通じるものがあると感じました。和食さんの思い描く、さらなる目標はあるのでしょうか?

今目標としているのは、産業保健師として開業することです。中小企業で働く方々にも私たちの活動をより広め、本当に求めている人達を一人でも多くサポートできたらと思っています。

―最後に、パワフルに活動されている和食さんの元気の源とは何でしょうか?

ずばり「食」です。食べるものでからだも脳もホルモンも作られます。食は一番大事ですね。

―確かに!美味しいものを食べることは幸せですし、元気になります!今日はありがとうございました!

和食さんの一言一言が心に響き、優しい笑顔に癒された取材でした。さらなる夢に向かって歩む姿…もっともっとたくさんの人々に届きますように。

市民団体 とっておきの音楽祭in Narita https://totteoki-narita.jimdosite.com/
NPO法人 マスタリーカウンセリング協会クリオネの家 https://kurione.org/

将来に続く親子の思い出づくり!トイレトレーニング/排泄ケアサポートの子育てサークル「ごきげんちっち」

地域のいろんな人を紹介するメディア”ironna” 今回は千葉市若葉区の人気子育てサークル「ごきげんちっち」の新田さん、花嶋さんにお話を伺います。「親子関係の最初の壁」というトイレトレーニングの手厚いサポートや、「大変じゃない!」という布おむつなどについて聞いてみましょう!

新田夏子さん:ごきげんちっち代表。2011年より子育てサークル「ごきげんちっち」を主催。小中学生3人の母。
花嶋智子さん:ごきげんちっち副代表。座談会や講座の企画運営等、なんでもこなす。幼児2人の母。

ー今日はよろしくお願いします。さっそく「ごきげんちっち」のご紹介をお願いします!
おむつケアやトイレトレーニング(乳幼児の排泄ケア、おむつ外し=トイトレ)に特化して、情報交換や相談をし合うサークルです。前は「ゆる~りと。布おむつ&おむつなし育児の会」という名前でしたが、今は間口を広げて「ごきげんちっち」とし、子供の排泄(=”ちっち”)全般を扱っています。若葉区(千葉市)の地域活性化事業(後述)にも認定されています。

今はどんな人が参加されていますか?
トイレトレーニングに関心があるとか、おむつ外しをどうやったらいいか聞きたい方はもちろん、広く捉えて「赤ちゃんに意識を向ける」ことをどんなふうにやっていったらいいか情報収集に来られる方もいらっしゃいます。妊娠中の方もいらっしゃいますね。

対面やオンラインで、たくさんの親御さんが参加されています

ーとりあえず聞いてみよう、という方も多いのですね。どんなきっかけで始められたのでしょうか。

元々私自身布おむつで育児していたんですが、周りに布おむつを使っている方はほとんどいませんでした。オーバーな話ですが、昔ながらの文化を継承していかなきゃ、という気持ちで。3.11の原発事故でもエネルギーや資源全般の「消費」について考えさせられて、伝えていかなきゃいけないなとすごく感じましたね。

そこから情報交換するような場面作りなど、無理のない範囲で始めました。周りにちっちゃい子が多かったので、 共通のママ友が繋がって、どんどん広がっていくような感じでやらせていただきました。

ー布おむつというと、正直、扱うのが大変そうなイメージがあります。

子供連れで遊びに行って、布おむつを使ってると知られると「偉いわね」とか「すごいわね」とよく言われましたね。でも、すごくもないし、偉くもないし、大変でもない(笑)
「なぜこんなふうにみんなは言うのかな?」って、みんなにわかってもらいたいって気持ちも入っていたのかも。布おむつ育児をしているとすごいママさんだとか、真面目なママさんというイメージを持たれたので、違和感をぬぐいたかった。

ーそういうイメージはすごくあります…

的確な答えをくれる智子さん、頼りになってなんでも話せる雰囲気の夏子さん

布おむつ育児をやっていると、お金の部分の不安がまず少なくなるんですよね。定期的な紙おむつの支出がなくなるし、その買い物に付随した支出や労力…子供を引っ張ってお買い物に行って、 機嫌取りでおやつを買ったりするのがなくなりますよね。その時間を子供に合わせて公園で遊ぶ時間に充てると、私自身も自然体でいられた感じです。お母さん自体も余裕が生まれるような気がしてるんですよね。

私は本当に小さい(月齢が間もない)間は布おむつをおすすめしていなくて、紙おむつとの併用をしたらいいかなと。便利なものを使いつつ、っていう感覚でいます。”このぐらいの月齢になると布でも楽勝!”という段階があるんですが、そこからは簡単で、雑巾を絞れる人なら大丈夫(笑)。布おむつの洗濯って大変そうと思うかもしれませんが、雑巾を絞るぐらいな感じなんです。

ーそうなんですね!

はい、やっぱりゴシゴシやってるようなイメージが強くて、きっと大変だと思われていますが、そうでもないです。

ごきげんちっちのInstagram / 布おむつの洗濯の動画など、情報満載です

ーSNSにはオンラインのライブ配信、座談会などが載っていますが、他にはどんな活動がありますか?

メインの活動は現地開催の座談会です。3/6/9/12月の第2水曜日に開催しています。コロナ対策として人数制限をしたり、オンライン開催の場合もあります。
あとはご依頼があればおむつ外し(トイトレ)、おむつなし育児、布おむつ、おむつケアなどの講座を単発で開いたり。ここ数年は1年に1度のペースで、おむつ外しの3回連続講座も開催しています。

ごきげんサロン」といって、固定のメンバーで定期的にお互いの子供の成長を見ながら集まって、排泄ケア以外でも参加者の皆さんがやりたいことを企画していくスタイルもあります。過去には味噌づくり、防災の話などを行いましたね。

どれも参加者の方のお話を伺うことを大事にしたいと思っていて、「最近うちの子こんな感じなんだけどどうやっていったらいいのか…」みたいなお話をしながら進めています。3回連続講座と個別相談には、期間限定のLINEグループ内で質問や相談をするフォローもありますよ。

ー丁寧に聞いてくれてすごく心強いですね。

ー若葉区(千葉市)の地域活性化事業※に認定されているとのことですが。
※地域の活性化及び地域における課題解決等を行う活動に対して、その活動経費を助成し、地域活性化を図ることを目的とした事業。千葉市公式HP

千葉市長とのミーティング。子連れで参加されています

はい。書類選考や面接を経て採用になり、今年で3年目になります。公的機関からのサポートが入ると参加されたい方が安心感を持てると思いますし、自分たちとしてもすごく勉強になりますね。フォローアップ研修があったり。

ー気軽に、安心してアクセスできることが大切ですね。

間口は広げていきたいと思っています。気軽に参加できるような工夫をして、ノウハウや向き合い方をサポートしていきたい。
トイレトレーニングは、”最初の高き壁”。赤ちゃんから幼児になり、イヤイヤ期が始まって最初に親子が直面する壁なんです。成長にともなっていろんな問題や壁がどんどん出てきますが、この最初の時期に工夫して子供に向き合うことは、もっと後の壁に通じているし、後々の育児に生きてくると思っています。

布おむつに関しても、古き良き時代のものは”やり続けている人がいるから残っている”んですよね。発信して、言い続けることで後の世代に残すことができる。後に残したいという小さな思いを持ち続けた人がいるから残っているわけで、いいものは残していきたいですね。

長い人生、この最初の壁の期間を苦しい時間にするよりも、将来に続く楽しい思い出づくりにして欲しい。苦しまないでいい方法を見つける方が1人でも増えれば、と思います。

ーありがとうございました!

「ごきげんちっち」Instagram/facebookよりお問い合わせください。
Instagram: @gokigenchichi
facebook: @gokigenchichi


編集後期

「ママ友つながりで活動が広がっていった」というのにとても納得するほど、人を受け入れてくれる雰囲気と明るさのある代表の夏子さんと副代表の智子さんでした。参加したりお問い合わせするのはエネルギーがいる、という方もいらっしゃると思いますが、ぜひ安心してなんでも聞いてみてくださいね。

取材・編集/きょん
八千代市在住5年の地元密着Webデザイナー&ライター。ADHDとうまく付き合いながら働く幼児2人の母です。

ご支援ありがとうございました!52間の縁側クラウドファンディング

「イロンナ」は地域のひと・もの・ことを取材した、八千代の「へぇ!」を集めたメディアです。

介護・学び舎・遊び場、就労支援など”みんなの居場所”となる施設「52間の縁側」ができるまでにも密着していきます。

★プロジェクト「52間の縁側」とは?

「52間の縁側(ごじゅうにけんのえんがわ)」は、「第3のいしいさん家」とNPO法人わっかがタッグを組んで始まった、「高齢者・障がいをもつ人・生きづらさを抱える人・ファミリー・みんなの居場所」を作るプロジェクト。


介護施設としてデイサービス、日中一時支援をするほか、子どもの遊び場、共助カフェ、障がいや生きづらさを抱える人の就職支援など「取りこぼしのない支援」を目指す施設です。


名前は「52間=94m」(1間は1.818m)におよぶ長い縁側の設計から。
プロジェクトについてさらに読む>

52間の縁側クラファンプロジェクトは2,209,500円を集めることができました。

ご支援ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます!これからリターンのご連絡などを順次、させていただきます。

まずはプロジェクト終了のご報告とお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!!

https://camp-fire.jp/projects/view/553616#


〜special thanks〜

みんなの居場所完成に向けご支援をお願いします!52間の縁側クラウドファンディング挑戦中

「イロンナ」は地域のひと・もの・ことを取材した、八千代の「へぇ!」を集めたメディアです。

介護・学び舎・遊び場、就労支援など”みんなの居場所”となる施設「52間の縁側」ができるまでにも密着していきます。

★プロジェクト「52間の縁側」とは?

「52間の縁側(ごじゅうにけんのえんがわ)」は、「第3のいしいさん家」とNPO法人わっかがタッグを組んで始まった、「高齢者・障がいをもつ人・生きづらさを抱える人・ファミリー・みんなの居場所」を作るプロジェクト。


介護施設としてデイサービス、日中一時支援をするほか、子どもの遊び場、共助カフェ、障がいや生きづらさを抱える人の就職支援など「取りこぼしのない支援」を目指す施設です。


名前は「52間=94m」(1間は1.818m)におよぶ長い縁側の設計から。
プロジェクトについてさらに読む>

今回は、2/25から挑戦中のクラウドファンディングについて掲載します。

「52間の縁側」は2022年夏の完成予定ですが、一昨年来の材料費高騰により工事費を増額することで完成にこぎ着けております。現在コロナ禍で様々なモノの価格が上がり、入荷困難になっていますが、建設用木材はいち早く需要が高まり高騰した材料の1つです。「ウッドショック」と呼ぶそうです。(経済産業省/経済解析室)https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20210719hitokoto.html)

たくさんの木材を使用する52間の縁側も大きな影響を受け、家具の予算を工事費に充てることで工事を継続しました。

今回、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて家具の費用を支援募集させていただいています。どうかご一読いただき、このチャレンジを応援していただけると嬉しいです!

https://camp-fire.jp/projects/view/553616#

工夫と試行錯誤で、車いす旅もYouTuberも。吉村映里さん&琉希くん

まちのいろんなことやいろんな人を紹介するメディア”ironna(イロンナ)” 今回は、重度重複障害を持つ吉村琉希くんと、母の映里さんに取材します。琉希くんのケアグッズを試行錯誤して手作りしていく映里さんのお話や、それを活かしたYouTubeでの発信について伺います。

YouTubeで旅や医療ケアの工夫を発信

ーわっかブログ(下記)ではキャンドルナイトでのものづくりの様子や、日々”何かしよう”と行動を起こす理由について伺いました。


ー今回は、最近取り組まれていることについて教えてください!


私生活の延長でできることとして、最近趣味でYouTuberデビューしました。何もしないではいられない性格なので、何かできる範囲で前進につながることはなんだろうと。その一つが動画制作です。

【障害者とくるま旅】シリーズ

体力的に出かけられるうちに出かけようと思って!宿を予約するのも難しいので、何年か前からキャンピングカーで”くるま旅”にいくようになりました。今は少しずつ過去の旅の様子を編集してYouTubeで公開しています。


ー琵琶湖や奥日光など、いろんなところに行かれていますね!!楽しそう。

琉希は特にイルミネーションが大好きで。目は見えてはいるはずなんですが、明るい場所だと目を閉じてしまいがちで眩しいのかなと。ただ暗闇でイルミネーションの光を見るとすごく見つめて、キラキラを楽しんでいるのかなとわかるんです。想像でしかないけど、ぼやけた世界の中に光は割としっかり見えるのかもしれません。タブレットで動画を見せても楽しんでいる感じがします。自分の動画も見ています(笑)

ドイツ村のイルミネーションにお出かけ。

たまたま誰かが見てくれたらいいなと思って、医療的ケアのちょっとした工夫も動画にしています。

ー人工呼吸器のケアなど、参考になる人がいそうです。

ケアグッズの試行錯誤を活かして

ハンドメイドのオンラインショップでカニューレバンドの受注もしています。

琉希は気管を切開して肺に直接空気を送り込んでいるんですが、喉元の穴に入れている管をカニューレと言います。それを止めるのがカニューレバンドというのですが、長さも人によって違うし、首の締め付けがないように気を使うんですね。市販品もありますが、必需品で下着並みに取り替えるので本数が必要で。伸びてきてしまうと、抜管する危険があります。

私もたくさんの受注は対応できないのですが、時間がなかったり、裁縫が苦手な人の代わりに作れたらいいなという気持ちでやっています。定期的に時期が来ると注文してくださる方がいたり、障害がある方ご本人から注文が入ることもあります。

カスタマイズ要望もできるだけ受注

成長すると長さも変わるので今回は長めにしてくださいとか、裏を夏蒸れない素材にしてとかの要望も、できるだけやってみることにしています。マジックテープのところをこうやって試しに作って、とご連絡をいただくこともあり今日も1件投函してきました。

ーそうしてカスタマイズの要望を聞いていただくと助かりますね。

私も身体の変化に合わせてあげたい気持ちがわかるので。
最初は普通のバンドを使っていたんですが、抜けてしまうんです。琉希は割と成長してから気管切開したので、首よりもやや下の方に穴があります。バンドはチョーカーのように真横には固定できなくて、ネクタイみたいに下がっているので抜けやすいんです。普通のバンドじゃダメだと思って色々作って試しました。たすき掛けみたいにして引っ張ってみたり。

最終的には真横のバンドの下に斜めに穴を支える部分を作ればいいんじゃないかとなって、完成したのが今の形です。どのくらい下に作るのかとかも、正面から写真を撮って図面に起こしたりしました。

ー「こうしたらどうかな」と地道に改良を重ねて、やっと琉希くん仕様のバンドが完成するわけですね。

成人式の琉希くん。こちらも工夫して手作りされたという羽織袴で。

-お出かけできるように車を改良したり、色々な試行錯誤があったからこそお出かけやイルミネーションを楽しめる。そんな映里さん&琉希くんの動画はこちらからご覧になれます!